

⬆︎ このボールは、Tちゃんがシンボルゲームにてご自分と、将来のパートナーとして選んだものです。
今回から倭のタントラLevel 2に登場し、話題を呼び続けてるシンボルゲームについて、ちょっと語らせてください。
今年の年末に、ウオーター・ダンスの創始者、アジャーナに教えてもらって以来、私たちの問題解決ツールとして、ありえない活躍をしてるのがこのシンボルゲーム。
私たちはこれを、自分の見た夢の解釈から、人間関係の問題から、プロジェクトの計画から・・・すべてのことに使ってるわけなんですが、あまりにそこから得る答えが大きいので、なんとか倭のタントラに使えないだろうか・・?と、今回盛りだくさんの倭のタントラタイム・スケジュールの中に無理やり組み込みました。
福岡、東京、京都・・・と・・・それぞれに・・・。本当にすごいことになってしまいました。
追々、話をご紹介できたらな・・・と思うのですが、今日は京都・リトリート編。
2日目の夜に、シンボルゲームやりました!
まずはじめにデモに選ばれたのは、今回このシンボルゲームがやりたかったが為に、再受講したTちゃん。
キネシオロジーで、『私はこのデモに最適です』と言ってもらって、筋反射がオンになったのが彼女だったわけなのですが、
話を聞いてみると、ちょっとかなり曖昧な問題・・。
うーん。今、あるイギリスの大学から研究員として招かれてるんですけど、ずっと迷ってるんですよねー
それと、ずっとずっとある結婚願望も消えてないし・・・
あ。それと最近ヨガのティーチャー・トレーニング受けたんですけど、これもいったいどうしたものかと・・・
そんな、広〜い感じで、これといった問題に絞れず、漠然。こんなのやったことないなあ・・・と不安は過ぎったのですが
今までの経験上、筋反射で選んだものには必ず答えが付いてくるので、やってみるコトにしました。
シンボルゲームは、大まかに言えば3ステップにわかれます
ステップ1では、質問者の知りたいことをクリアにし、シンボルを選ぶ。
ステップ2では、その質問者の選んだシンボルを、舞台の上に並べていきます。
そこで、各シンボルと対話する。
ステップ3では、理想の配置にすべてのシンボルを移動してもらいます。
ま、簡単に言えばこれだけ! なんですね。
しかし、このゲーム中の本人の『気づき』っていうのが半端じゃないんです!!!
結局Tちゃんは、このゲームの中で、以下のすべての答えが出てしまいました。
+1年以上、留学に踏み込めなかったのは、以前の別の留学先でのネガティブな経験から、新たなチームへも勝手に不信感を抱いていたこと。
+自分にとって、今の職場は、異質の土壌であり、今居るべき場所とは違っていること
+ヨガをさらに深め、それを共有し、共に歩んでいけるようなパートナーが理想の男性であること
+留学先には、それらのすべてが待っているような期待があること。
⬆︎ そしてなんとも奇妙なことに、彼女が家に帰ったら、3年前に自分が書いた絵がベットの下から出てきたそう。
書かれていたのは、Tちゃんと未来の旦那様?(そういえば、ずっと結婚願望がある・・・って言ってたっけ)
その後Tちゃんは、『タントラ熱だしました』って言ってました。
突然の高熱。でも、すぐ治り、その後は、人生が急展開していったそう。タントラパワーすごい!!!ってメイルくれました w
さて、そのデモの後、各グループにわかれて、第二弾をやりました。
このゲームが。私にとっては、今回の日本のタントラの中の最高の思い出になってしまった・・・話なんです!
Kさんは真面目で誠実で、とにかく控えめな感じの公務員の方でした。お年の頃は、私と同じくらいなのかなー?
幼稚園に行っているお子さんが一人。
旦那さんとはお子さんが生まれて以来、ただの同居人といった冷めた状態。
実のお母さんとの間で、色々イザコザ
移ったばかりの職場では、厄介もの扱い・・。
との状況でした。
彼女が自分自身として選んだのが、象の小さな石像。
そしてお子さん(仲良い)として選んだのが小さな石。
もめているお母さんは、イガイガ、トゲトゲの実
職場の人たちは、プラスティックの大きな水のボトル
・・・そして、旦那さんは、美しい大きなピンクの2つのお花でした。
シンボルゲームって、現実世界に程よく近い、タロットみたいなものなんです。
タロットもこのゲームも『シンボル』を使います。
細胞生物学の知見によると『意識が処理できる情報は1秒間に40ビット。一方、潜在意識の場合は1秒間に4千万ビットも処理できる』
CNN記事
そう。意識より、潜在意識のほうが100万倍速いんです。
タロットは、無意識が選んだカードが示している『シンボル』を読みながら、今起こっていることに結びつけて、そのメッセージを紐解いていくんですね。
もちろん、無意識に裏向きのカードを選んでも、私たちの潜在意識はお見通し!っていうところを信じてなければ、ただの「偶然」に片付けられてしまうかもしれません、私はキネシのセッションを通して、何百人の方の潜在意識から、まったく私の知らない情報を引き出せた実例がゴマンとあるので、こういう猜疑心はクリアしてますけど、まあ、多くの人には、『怪しい』か『遊び』と取られることもしばしばです。
このシンボルゲームは、もうちょっと『現実に近い』構造を使って、潜在意識を紐解くので、わりと誰にでも理解されやすいです。
はじめに、あまり考えすぎずに『シンボル』を選びます。私たちの日常と同じです。
さりげなく、人生を歩んでるみたいですが、実は毎日見るもの、聞くもの・・・すべてにメッセージがあるのですが、それを意識的にやるわけです。
『あ。これ旦那っぽいかも』とか
『あ。これ今の、お母さんって感じ・・・』とかです。
大きさ、色、質、マテリアル・・・すべてに意味があります。
そして、それを、今の人間関係の感じ・・・・に並べます。
位置関係も多いに意味があります。
そう。一部意識的だけど、大部分無意識なんです。日常生活みたいに。
例えばKさんの場合だと、今一番時間を使ってる仕事場の仲間が、一番大きいけど、無機質なプラスティックだったり、無関心・・・といいながらピンクのお花を旦那さんに選んでたり、うまくいってる自分と子供は同じ石を選んでたり・・・とかです。
そして、『今』の状況に並べられたシンボルたちとの対話を始めます。
一つ一つのシンボルに触れ、そちら側にたちながら、登場人物たち(他のシンボル)に話しかけていくのです。
ルールは、誰にさわっても『私は・・・』で始めます。
つまり、旦那様のお花に触りながら、『私は夫の・・・です。』から始まり、でてきた言葉や感情や会話を話していくんです。
一種、チャネリングみたいなもんです。その言葉が好きじゃないなら、自分中心に見ないで『相手の立場を汲んでみる』んです。
ゲームをする人の大半は、チャネラーでもないし、タロット・リーダでもないわけですよね。
ところが、本当に不思議なことに、口からどんどん、どんどん、思ってもない言葉が流れてきます。
自分で言いながら、『え・・・あ・・・そうなの?』と聞き返してしまうような発言が続出なんです。
Kさんの場合、旦那は自分に無関心で、同居人みたいに扱われている・・・と言っていたのに、旦那さんのシンボルに触れたとたん・・・。
『K子が相手にしてくれなくて・・・さみしい・・・・』とポロリ・・。
『えええ。ええええ。私? 私なんですか?無視してるの・・・・。』
そして、厄介もの扱いされてる・・・と言ってた職場の人たちは、
『Kさん、大丈夫だよ。応援するよ』とか言ってて・・。
『えええ。みんな・・・。そんな温かい目で・・・ 私? 私なんですか?勝手に自分を厄介ものにしてるの?』
そんな調子で、彼女はこの日、八方塞がりだと思っていた自分の状況は、ただ、自分が大きな壁を作ってるだけだ・・・。ということに気がついてしまったのです。自分自身で!
以下の写真は、その後、Kさんが、本当はどうあるべきか・・理想の形にシンボルを並べ替えたものです。
職場の人たちの無機質なプラスティックボトルには、たくさんの水が入っていましたが、
それが、綺麗な水色の器にかわり、ペットボトルに閉じ込められていた水が注がれました。
そして旦那さんとKさんは、真正面に向かい合っていました。
もう一度説明させてください。これは無意識の潜在意識と、意識をまじりながら選んだもの、配置、向き・・・それに、自分自身で結びつきなら、その100万倍優れた潜在意識の解説を、自分でしていく・・・。という作業なんです。
リーダや、まわりで観察している人たちは、ヒントになるようなことを言います。 たとえば、『あ。Kさんは、硬い石なんだけど、旦那さんは、生きてる綺麗な花なんですね。なんで?』とかね。
でも、答えは自分から出るんです。自分で、自分の潜在意識を読むんです。
『あ・・主人は、すごく優しい人なんです。ほんとうは。お花とかが大好きな繊細な人で・・・そう。彼じゃないんですよね。石みたいに閉ざしてるのは、私のほうです・・・』みたいに。
潜在意識が何気なく選んだもの、すべてに『答え』が入ってるんです。これ、本当、文章で説明するには、かなりリミットありますけど、やってみると、すごいんです。見てる人も圧巻ですよ。
その日、彼女の中で、何かが弾けました。
クラスが終わり、宿に戻って、彼女が明るく仲間たちに話しかけている様子に、皆が『なんか、Kさん違う人みたい・・・』と。
そして、翌日。Level 2の『火の要素』の日。
Shinzo師に、火のエネルギーをテーマにした、女性開花のマッサージのデモに、彼女が選ばれました。
そのマッサージの直後・・・彼女は身体の痺れで、動けなくなってしまいました。まるで長年ずっとずっと凍っていた何かが、動き出したみたいに・・・。
実はそのあと、私と組んで、彼女が私に施術する番だったのですが、『あの・・・ちょっと・・・今身体が・・なんかすごいことになってて、動けません・・・。』といいながら、しばらくして起き上がると、彼女が自分の中に入り、手を炎のようにかざしながら、目をつぶり瞑想のような状態に入りました。
それを見ていたクラスメート。みんなが、彼女の内側から湧き出てきた『炎』を感じたんです。
一人、そして二人、そして三人・・・。気がつくと、クラスの全員が彼女をまるでキャンプファイヤーの炎のように囲み、彼女に手をかざし、温まり始めたんです。
涙を流してる人もいました。
本当に美しい。『開花』の瞬間だったんです。言葉にいくら書いても、表すことのできない感覚でした。
その日は、ワークショップ最終日だったのですが、最後に彼女のコメント・・・
『あの・・・私、こんな風に、人前で喋ったり、笑ったり・・・こんなこと、ほんとにないんです。ほんとに、ほんとに、ほんとに、ほんとに、何かが変わったんです。ほんとに、ほんとにすごいことになったんです。ほんとにほんとに・・・・』
と何度も繰り返すので、クラスは温かい大爆笑。
こんなお便りをあとからいただきました。
京都に行ってよかったなあと思っています。シンボルゲームをしているとき、自分でハッと気が付いた瞬間から胸が熱くなり、今でも思い出すと、胸がジーンとしてきます。今まで、どれだけまわりをブロックして・・・自分の殻に閉じこもっていたのか・・・怖いことはないんだなあ・・・(今まではとても怖がっていたのだと思います。)
この感覚が心を開くということなのか、愛を感じている感覚なのかなと感じています。
さて、日常に戻ってからは、本当に毎日、とても心が楽に過ごせています。
今までの私だと、グダグダ悪いほうへ考えていたのに・・・
しかし、仕事が忙しかったりすると、この心を開いた感覚にいるのが難しかったりします。ああ、今ブロックしていた・・と思っては、このシンボルゲームのときの気持ちを思い出すようにして、心を落ち着かせています。私は、自分の気持ちや感覚を言葉にするのは苦手で、うまくかけませんが・・・
Kさんのタントラ道は、今始まったばかり。これからどれだけオープンしていくのかはご自分次第。そしてみなさんも!